第1章 環境設定/2 本目 / 全 9/約20分

開発する場所を用意する

こより

先に置き場と履歴を作っておけば、何を壊しても平気だよ。思い切って触れるようになる。

案内役 こより
この術でできるようになること

自分のリポジトリができている

画像は押すと原寸で開きます。

なぜ要るか

AIに開発を任せると、コードが増えるのも壊れるのも一瞬です。置き場と履歴が無いまま進めると、動いていた状態へ戻せなくなります。

先に「消えない置き場」と「いつでも戻れる履歴」を作っておけば、あとは何を壊しても平気になります。思い切って触れるようになるので、結果として上達も早くなります。

この置き場のことを、リポジトリと呼びます。ファイルを入れるフォルダに、変更の履歴を覚える機能が付いたもの、という理解で十分です。GitHubは、そのリポジトリをインターネット上に置いてくれるサービスです。

この講座で作るものは全部ここに置いていきます。最初の20分をここへ使ってください。

使う道具: GitHub

AIプロンプト

この術の作業をAIへ任せるときは、これをそのまま貼ってください。

git push で下のエラーが出ました。原因と直し方を、コマンドを1つずつ順番に教えてください。
(ここへエラー文をそのまま貼る)

エラー文は省略せず全部貼ってください。

やってみる

  1. GitHubのアカウントを作る

    下のリンクを押して登録します。メールアドレスだけで作れます。すでに持っている方は飛ばしてください。

    https://github.com/signup

  2. リポジトリの作成画面を開く

    下のリンクを押すと、新しいリポジトリを作る画面が開きます。

    https://github.com/new

  3. リポジトリ名を入れる

    英数字とハイフンで付けます。特に決まっていない方は、画像と同じ my-first-game でOKです。名前が空いていれば、下に緑のチェックが出ます。

    リポジトリ名の入力欄に my-first-game と入力した画面

  4. 公開範囲を Private にする

    「Choose visibility」の右にあるボタンを押し、Private を選びます。作りかけを他人に見られなくなります。

    Choose visibility の Public ボタンを指した画面

  5. Add README を On にする

    右のスイッチを押して On にします。READMEは、そのリポジトリの説明を書いておくファイルです。これを一緒に作らせると中身が空でないリポジトリになり、次の手順が楽になります。

    Add README のスイッチを指した画面

  6. 「Create repository」を押す

    もし、押せない時は名前が空欄か、同じ名前がすでにあります。名前の下に出ている文言を確認してください。

    Create repository ボタンを指した画面

  7. 緑の「Code」ボタンを押す

    リポジトリができると、この画面に変わります。右上のタブの「Code」ではなく、緑色のボタンの方です。

    リポジトリの画面で緑色のCodeボタンを指した画面

  8. URLをコピーする

    「HTTPS」が選ばれた状態で、下に出ているURLをコピーします。右のアイコンを押すとコピーされます。

    Codeパネルに表示されたクローン用URLを指した画面

  9. 手元へ持ってくる

    ターミナルで次を実行します。ターミナルは、文字でパソコンへ命令を出すアプリです。macOSなら「アプリケーション」の中の「ユーティリティ」に入っています。<コピーしたURL> は、いまコピーしたものに置き換えてください。

    git clone <コピーしたURL>
    cd my-first-game
    

    1行目でGitHub上のリポジトリを自分のパソコンへ複製し、2行目でそのフォルダの中へ移動しています。これ以降の作業は、この中で行います。

    ターミナルに慣れていなければ、GitHub Desktop を使っても構いません。やることは同じです。

  10. 1行書き換えて送り返す

    README.md を開き、好きな1行を足して保存します。そのあと次を実行します。

    git add .
    git commit -m "最初の書き換え"
    git push
    

    この3行は毎回セットで使います。add で「これを記録する」と印を付け、commit で履歴に1件として残し、push でGitHubへ送ります。-m のあとの文字は、その記録に付ける見出しです。あとから履歴を見たときに何をしたかが分かるように書きます。

  11. 反映を確認する

    GitHubのページを再読み込みします。いま足した1行が表示されていれば成功です。

    READMEに追加した1行が表示された画面

Windows の場合

手順は同じですが、ターミナルの開き方だけ違います。

Win + X を押して Windows PowerShell(または Terminal)を選びます。行の先頭が PS C:\Users\あなたの名前> になっていれば PowerShell です。PS が付かず C:\Users\あなたの名前> だけなら CMD なので、閉じて PowerShell を開き直してください。

git clonecd はそのまま同じように使えます。pwd で出る場所の表示が C:\Users\あなたの名前\my-first-game の形になるだけです。

Git が入っていない場合は、git-scm.com/downloads/win からインストーラーを取ってきて、各画面で「次へ」を押していけば終わります。これを入れると Git Bash も使えるようになり、この講座のコマンドがそのまま動きます。

つまずきどころ

git: command not found と出る

gitが入っていません。gitは、変更の履歴を記録するソフト本体です。GitHubがインターネット上の置き場、gitが手元で履歴を扱う道具、という役割分担になっています。macOSなら xcode-select --install、Windowsなら git-scm.com からインストールしてください。

pushで認証を求められて進まない

GitHubはパスワードでのpushを受け付けません。gh auth login を使うか、GitHub Desktop から操作するのが一番早いです。

それでも詰まったら、出たエラー文をそのままAIへ貼ってください。

git push で下のエラーが出ました。原因と直し方を、コマンドを1つずつ順番に教えてください。
(ここへエラー文をそのまま貼る)

エラー文は省略せず全部貼るのがコツです。 要約すると、直すための手がかりが落ちます。

PrivateとPublicで迷う

迷ったらPrivateにしてください。あとからいつでもPublicへ変えられます。逆は気を使います。

次の一歩

README.md の1行目に、これから作りたいものを1行で書いてみてください。「2人で遊べるカードゲーム」でも「猫が走るだけのゲーム」でも構いません。

その1行が、次の術からの出発点になります。ここまで来たら、もう作り始められます!

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