第1章 環境設定/1-8/約20分

動画にする道具を選ぶ

この術でできるようになること

動画にするまでの道具が決まっている

画像は押すと原寸で開きます。

なぜ要るか

作ったゲームは、遊んでもらう前に見てもらう必要があります。

URLだけ貼っても、誰も押しません。押してもらえるのは「動いているところが見えたとき」です。10秒の動画が1本あるかないかで、届く人数が変わります。

しかもこれは公開してからの話ではありません。作っている途中の動画がいちばん強いです。まだ荒い画面でも、動いていれば人は反応します。応援してくれる人はそこで付きます。

だから最初に、動画にする道具まで決めておきます。作るのは9章ですが、そこまで待つ必要はありません。

動画は3つに分かれます

これも用途で分けると迷いません。

種類 何をするか いつ要るか
画面録画 自分のゲームが動いているところを撮る いますぐ
編集 切る、繋ぐ、縦にする、倍速にする 撮った直後
AI動画生成 実際には無い映像を作る 宣伝を作り込む段階

優先順位は画面録画がいちばん上です。 AI動画は見栄えがしますが、あなたのゲームは映りません。人に見せたいのは、あなたが作ったものが動いている姿です。

標準はこれにします

画面録画は OBS Studio

無料で、macOS も Windows も動きます。ゲーム画面と音を一緒に録れるのが決め手です。パソコンの音が入らないと、効果音を付けた意味がなくなります。

とりあえず1本撮るだけなら、パソコンの標準機能でも足ります。

まず標準機能で撮ってみて、「音が入らない」「範囲を選びたい」と思ったら OBS に移るのが無駄がありません。

編集は ffmpeg

コマンドで動画を切ったり繋いだり倍速にしたりできます。編集ソフトを開いてマウスで操作するより速いです。

そして何より、AIに頼めます。「この動画を2倍速にして」と頼めば、AIが ffmpeg のコマンドを組んで実行してくれます。ここまでの術で作った環境がそのまま効きます。

AI動画生成は Seedance 2

宣伝用の映像が必要になったら、ここに来てください。最初の1本には要りません。

この推奨は変わります

絵の道具と同じで、ここに書いた標準は 2026年7月時点のものです。

動画生成は特に入れ替わりが激しく、数ヶ月で状況が変わります。一方で OBS と ffmpeg はずっと使われている道具なので、こちらは長く効きます。迷ったら、変わりにくい方から覚えるのが得です。

最新の顔ぶれは 道具箱 を見てください。記事より先にそちらを更新します。

SNSに出すなら縦です

1つだけ先に知っておくと得なことがあります。**SNSのショート動画は縦長(1080×1920)**です。

パソコンで撮ると横長になります。あとで縦に切り直すのは手間なので、SNSに出すつもりがあるなら、ゲームの画面を作る段階から「縦でも見せられるか」を意識しておくと後が楽です。

ここは6章の画面作りにも関わってきます。今は覚えておくだけで構いません。

やってみる

前の術と同じく、決めた内容を書き留めます。

  1. 画面録画をどれでやるか決める

    まずは標準機能。物足りなくなったら OBS Studio。

  2. 編集が必要か決める

    10秒そのまま出すなら要りません。切るなら ffmpeg。

  3. docs/tools.md に書き足す

    ## 動画
    - ゲーム画面の録画は OBS Studio
    - 切ったり繋いだり縦にするのは ffmpeg
    - 宣伝用の映像が必要になったら Seedance 2 を試す
    
  4. 保存して送り返す

    cd my-first-game
    git add .
    git commit -m "動画の道具を決めた"
    git push
    
  5. 道具立てが揃ったことを確認する

    絵・3D・音・声・動画。これで 1本のゲームを作って人に見せるまでに必要な道具が全部並びました。

    GitHubで docs/tools.md を開き、絵・3D・音・声・動画の道具が並んでいる画面

    このファイルは、そのまま人への説明にも使えます。「何で作ったの?」と聞かれたら、これを見せれば済みます。

つまずきどころ

録画したのに音が入っていない

いちばん多い失敗です。パソコンの中で鳴っている音は、そのままでは録音されないことがあります。OBS を使う場合は音の入力元の設定を確認してください。標準機能では入らないこともあります。

ファイルが大きすぎて上げられない

ffmpeg で軽くできます。AIに「この動画を軽くして」と頼めば、コマンドを組んでくれます。

AI動画から始めたくなる

見栄えがするので気持ちは分かります。ただ、あなたのゲームが映っていない動画は、あなたのゲームを広めません。 順番は、まず自分の画面を録る。それからです。

Windows の場合

この術で使うのは git コマンドだけなので、macOS と同じです。

録画は Win + G のゲームバーが標準で使えます。OBS Studio も Windows 版があり、操作はほぼ同じです。

次の一歩

いま動いているものを10秒だけ録ってみてください。 1-2 で作った index.html でも構いません。文字が出ているだけの画面です。

それでいいんです。「録る」という行為を1回やっておくと、次に何か動いたとき、すぐ人に見せられます。

これで道具はすべて揃いました。次の章から、いよいよ何を作るかを決めていきます!

成果物を受け取る

この講座で作ったスキルやアプリは、会員登録すると1箇所からまとめて受け取れます。

成果物置き場へ

術の一覧へ戻る