第1章 環境設定/1-7/約20分

音と声を作る道具を選ぶ

この術でできるようになること

音と声の出どころが決まっている

画像は押すと原寸で開きます。

なぜ要るか

音は後回しにされがちですが、手触りを一番安く上げられるのが音です。

ボタンを押したときに「カチッ」と鳴るだけで、同じゲームが別物に感じます。絵を描き直すより短い時間で、遊んだ感じが変わります。

だから最初に出どころだけ決めておきます。作るのは5章です。ここでは「どこから持ってくるか」を決めて書き留めるだけです。

道具の一覧は 道具箱 にあります。

音は3種類に分かれます

まとめて「音」と考えると迷います。3つに分けると決めやすくなります。

種類 何のためか 長さ
効果音 押した、当たった、勝った 1秒くらい
BGM 遊んでいる間ずっと流れる 1〜2分
キャラが喋る 数秒

優先順位は効果音がいちばん上です。 BGMが無くても遊べますが、押しても何も鳴らないゲームは反応が悪く感じます。声は最後で構いません。

道具

道具 使いどころ
Suno 曲を作る。BGM向き。イメージを言葉で伝えると曲になる
ElevenLabs 声を作る。キャラの声。自分の声を写し取ることもできる
Whisper 声を文字にする。喋った内容を台本に起こす時に使う

僕の作業記録で登場回数が多いのは ElevenLabs です。キャラに喋らせる場面が多いからです。声はキャラの印象を決めるので、ここに手をかけると効きます。

効果音については、まず無料の効果音素材を探すのが早いです。 1秒の「カチッ」を生成AIで作るより、既にあるものを持ってきた方が速くて確実です。生成AIが強いのはBGMと声です。

権利のことだけ先に

使う前に、その道具の利用規約で「作ったものを自分のゲームに使えるか」を確認してください。

生成AIのサービスは、無料プランと有料プランで扱いが違うことがあります。公開して人に遊んでもらう予定があるなら、ここは飛ばさない方がいいです。あとから差し替えるのは面倒です。

料金も規約も変わるので、この記事に金額や条件は書きません。各サイトで確認してください。

やってみる

前の術で作った docs/tools.md に書き足します。

  1. 効果音をどこから持ってくるか決める

    無料素材か、生成するか。迷ったら素材からで構いません。

  2. BGMが必要か決める

    必要なら Suno。最初の1本では無しでも成立します。

  3. 声が必要か決める

    キャラが喋るなら ElevenLabs。喋らないなら要りません。

  4. docs/tools.md に書き足す

    ## 音
    - 効果音とBGMは Suno で作る
    
    ## 声
    - キャラの声は ElevenLabs で作る
    - 自分の声を録って文字にするときは Whisper
    
  5. 保存して送り返す

    cd my-first-game
    git add .
    git commit -m "音と声の道具を決めた"
    git push
    
  6. 1枚にまとまったことを確認する

    絵・3D・音・声が、1つのファイルに並びました。

    GitHubで docs/tools.md を開き、絵・3D・音・声の道具が並んでいる画面

    これで「このゲームは何で作られているか」が一目で分かる状態になりました。人に説明するときにも、そのまま使えます。

つまずきどころ

全部いるのか分からない

いりません。効果音だけで始めて構いません。 足りないと感じた時に足す方が、無駄が出ません。

イメージ通りの曲が出ない

言葉が足りていない可能性があります。「明るい曲」ではなく「和風、太鼓、ゆっくり、戦いの前の緊張感」のように、場面と楽器と速さを添えてください。絵と同じで、具体的に頼むほど近づきます。

自分の声を使うのは恥ずかしい

キャラの声を使えば済みます。ただ、自分の声はあなたにしか出せない差でもあります。抵抗がなければ試す価値はあります。

Windows の場合

この術で使うのは git コマンドだけなので、macOS と同じです。ファイルを開くところだけ notepad docs\tools.md になります。

次の一歩

効果音を1つだけ用意して、パソコンで鳴らしてみてください。まだゲームには入れなくて構いません。

「この音が自分のゲームで鳴る」と想像できたら、それで十分です。音が入ると、一気にゲームらしくなります!

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