なぜ要るか
コードを自分で全部書くのをやめます。やりたいことを日本語で伝えて、AIに書かせます。
ここを越えると、作れるものの量が変わります。「書き方が分からないから作れない」が「頼み方を考えれば作れる」に変わるからです。
最初の1ファイルを作らせるところまでやりましょう。
使う道具: Claude Code
道具は1つではありません
この講座は Claude Code で進めます。ゲームは見た目が効くので、デザインの出来が良いこの道具を推奨します。頼んだだけで画面が整って出てくるのは、作り始めのモチベーションに直結します。
ただしゲームが作れるのはこの道具だけではありません。Codex でも同じように作れます。こちらはコストパフォーマンスに優れるので、量をこなす作業に強いです。僕は両方使っていて、見た目を作るところは Claude Code、長時間まわしたい作業は Codex に振っています。
どちらでも、この先の術はほぼ同じ手順で進められます。すでに Codex を持っている方は、そのまま Codex で読み替えて構いません。この記事の最後に読み替え方を置いておきます。
先に確認すること
Claude Code は有料プランが必要です。Claude Pro、Max、Team、Enterprise のいずれか、または Claude Console のアカウントで使えます。無料プランでは使えません。
ターミナルがどうしても苦手な方は、デスクトップアプリでも同じことができます。ここではターミナル版で進めます。
やってみる
インストールする
macOS・Linux・WSL の場合、ターミナルで次を実行します。
curl -fsSL https://claude.ai/install.sh | bashWindows の PowerShell の場合はこちらです。
irm https://claude.ai/install.ps1 | iexもし、
&&のエラーが出たら PowerShell ではなく CMD にいます。プロンプトがPS C:\なら PowerShell、C:\だけなら CMD です。入ったか確かめる
claude --version次のようにバージョンと
(Claude Code)が出れば成功です。2.1.220 (Claude Code)前の術で作ったリポジトリの中で起動する
cd my-first-game claudeここが大事です。フォルダの中に入ってから起動します。Claude Code は、起動した場所のファイルを見て動くからです。
ログインする
初回はブラウザが開くので、画面の案内どおりにログインします。一度済ませれば次からは聞かれません。
日本語で頼む
起動したら、そのまま日本語で打ち込みます。試しにこう頼んでみてください。
index.html を作って、開くと大きな文字で「はじめてのゲーム」と表示されるようにして。CSSは同じファイルに書いて。許可を求められたら許可する
Claude Code は、ファイルを作る前にあなたへ確認します。内容を見て問題なければ許可してください。
もし、毎回聞かれるのが煩わしくなったら、
Shift+Tabで許可の仕方を切り替えられます。ただし最初のうちは、何が起きているか見えるように、都度確認するままで進めるのがおすすめです。返事を読む
作業が終わると、何をしたか報告が返ります。実際に返ってきたのがこれです。
index.html を作成しました。 内容: - CSS は <style> タグで同じファイル内に記述 - flex で画面中央に配置、clamp() で画面幅に応じて文字サイズが変わる - ダーク背景に白文字できたファイルを開く
open index.htmlWindows なら
start index.htmlです。こう表示されれば成功です。保存して送り返す
前の術で覚えた3行で、AIが書いたファイルを残しておきます。
git add . git commit -m "はじめてのファイルをAIに作らせた" git push
Windows の場合
Win + X から Windows PowerShell を開いて、上のインストールコマンドを実行します。管理者として実行する必要はありません。
もし 'irm' is not recognized と出たら、PowerShell ではなく CMD にいます。その場合はこちらを使ってください。
curl -fsSL https://claude.ai/install.cmd -o install.cmd && install.cmd && del install.cmd
起動後の使い方は同じです。ファイルを開くところだけ open ではなく start を使います。
start index.html
もし 'claude' is not recognized と出たら、Windowsが場所を覚えていません。PowerShell で次を実行し、ウィンドウを閉じて開き直してください。
$currentPath = [Environment]::GetEnvironmentVariable('PATH', 'User')
[Environment]::SetEnvironmentVariable('PATH', "$currentPath;$env:USERPROFILE\.local\bin", 'User')
Git for Windows を入れておくと Claude Code が Git Bash を使えるようになります。入れていない場合は PowerShell で動きます。どちらでも進められます。
つまずきどころ
claude: command not found と出る
インストール直後はターミナルがまだ場所を覚えていません。ターミナルを閉じて開き直してから、もう一度 claude --version を試してください。Windows では 'claude' is not recognized と出るので、上の「Windows の場合」を見てください。
ログインで「使えません」と言われる
無料プランでは Claude Code は使えません。プランを確認してください。
思ったものと違うものが出てきた
作り直させれば済みます。「文字をもっと大きくして」「背景を白にして」と続けて頼んでください。1回で完璧を狙わず、直させる前提で頼むのがコツです。
英語で返ってくる
「日本語で答えて」と伝えれば切り替わります。
Codex で進める場合の読み替え
すでに Codex を使っている方は、こう置き換えれば同じことができます。
| この記事 | Codex なら |
|---|---|
claude で起動 |
codex で起動 |
claude --version |
codex --version |
| 1行だけ頼む | codex exec "頼みごと" |
頼み方も、許可を確認されるところも、直させながら進めるところも同じです。以降の術も読み替えて進められます。
使い分けの目安はこうです。見た目を作らせるなら Claude Code、同じような作業を数多くこなすなら Codex。両方持っていれば、僕のように場面で振り分けるのが一番お得です。
次の一歩
さっきの index.html に、追加の注文を1つ出してみてください。「文字を虹色にして」でも「クリックしたら色が変わるようにして」でも構いません。
頼んで、動かして、また頼む。この往復が開発です。もうあなたはAIに開発させています!
